単調な毎日に刺激を

大学生。音楽や本などいろいろ書いてます。

【逃げ恥】星野源さんのエッセイ「そして生活はつづく」が面白かったのでみんな読むべき!

逃げるは恥だが役に立つ」観てますか?
まだ観てない方はぜひ一度観てください。こんなに登場人物に感情移入してしまうドラマは初めてです。

このドラマの魅力は何といってもガッキーの可愛さであることは間違いないですが、相手役の星野源さんも忘れてはいけません。

ドラマでは彼女いない歴=年齢の「プロの独身」の草食系(絶食系?)を演じている星野さん。一方リアルでは夏帆さんや二階堂ふみさんなどの女優さんたちと交際しているそう。肉食系なんですね。

羨ましいなあ...

と思っていたらちょうど以下のツイートを見つけて、星野源さんについてさらに興味が湧いてきました。
そして調べるとなんとエッセイを書いていることが判明!
「これは読むしかない」と思い読んでみました。



星野源のプロフィール

知らない人はいないと思いますが、一応軽いプロフィールを。

2000年、インストバンドSAKEROCK」結成。

2010年、ソロ1stアルバム「ばかのうた」リリース。

2012年、くも膜下出血で活動休止。

2013年、映画「箱入り息子の恋」で初主演。

同年8月、くも膜下出血で手術した箇所の状態が思わしくないため、再手術。再び活動休止。

2014年、武道館で復帰ライブを行う。

2015年6月、SAKEROCK解散。

同年、「SUN」を収録したアルバム「YELLOW DANCER」大ヒット。紅白歌合戦初出場。

2016年、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主演。

あらためて、
音楽、映画、ドラマ。幅広い分野で大活躍中。しかもどれも結果を出してるというこの凄さ。
ほんと多才過ぎて羨ましい。(あとは絵が描ければ完璧なのに)

このエッセイを読むと、彼が様々な分野で活躍していける理由がその考え方にあることがわかります。詳しくは以下の記事に書いたので興味のある方はどうぞ。

【書評】星野源さんのエッセイ「そして生活はつづく」を読んで感銘を受けた3つのこと - 単調な毎日に刺激を

文筆業でも活躍

もちろん星野源さんの本を読むのは初めて。

どれにしようか迷ったんですが、一番最初のやつでKindle版が出ているこの「そして生活はつづく」に決めました。

俳優で音楽家、星野源はじめてのエッセイ集! 携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう! 音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。

普段読むのは小説か自己啓発本ばかりでこういうエッセイを読む機会がなかなかない僕。

正直「つまらなかったらどうしよう」とちょっと不安でしたが、杞憂に終わりました。

めちゃくちゃ面白かった。

なんか、星野源という人間の私生活をのぞかせてもらっている気分でした。

「そして生活はつづく」感想

このエッセイ、共感する部分もいくつかあったし理解できなくて面白かった部分もありました。

一人遊びが好き

個人的に一番共感した部分はここ。

とにかく一人のときは落ち着きがない。もちろん学校や仕事先では人見知りをする気弱な人間に早変わりしてしまうのでほとんど喋らないのだが、その反動で部屋で一人でいると、不意にはしゃいでしまうことがある。
(中略)
ちなみに私はひとりっ子なので、昔から一人遊びが得意だった。寄り目の練習や白目の練習を一人でずっとしていた。自分ができる限りのバカな歩き方を研究したりしていた。モンティ・パイソンに出てくるシリー・ウォークを、私は小学生の頃に自己流でマスターしていた。今でもそうだ。一人でいるときが一番自分を出せる。一人でいるときが一番楽しい。

僕も静かな一人っ子だったのでよくわかります。
普段は静かだけど自分の部屋でひたすらはしゃいだり、妄想したり。
「俺もしかしてやばいのかな」
と思ったりしてたけど仲間がいると安心しますね笑

あとなかなか理解されない一人の楽しさ。
よく「一人で楽しいの?」とか「飽きないの?」と聞かれるんですけど、一人が一番良いんです。
もちろん友達と遊ぶのも楽しいですけどね。

それにしても有名人と共通点があると嬉しいです笑

赤ちゃんに敬語で話したくなる

一方、「何を言ってるんだこの人は」と思った部分もかなりありました。

私は子供、正確に言うと生まれたばかりの赤ん坊から小学校高学年あたりまでの子供に会うと、その人を「先輩」、もしくは「同年代」として応対してしまう癖がある。対峙したとたん、どう頑張っても上から目線でその年齢の子供を見ることができなくなる。

まあ対等に接するのはいいことだと思います。
でも生まれたばかりの赤ちゃんを先輩としてみてしまうってなかなかないでしょ。

なぜだか彼らや彼女らに見つめられると、同じ目線、もしくは下からの目線で接してしまい、自分の全てを見透かされている気がして噓がつけない。子供だましの対応ができない。たとえば知人の赤ちゃんをあやすときでも、「ばぶ~」とか「ほら~星野のおじちゃんでちゅよう~」みたいな赤ちゃん言葉がまったく使えない。ただただ背筋を伸ばして「おはようございます」と敬語で言いたい気持ちになってくる。

赤ちゃんに向かって「おはようございます」って言ってる姿を想像するとなんかシュールだなあ。僕は赤ちゃんと接しても自分の全てを見透かされているなんて感じたことはないです。そもそも赤ちゃんと接するときに「可愛いな〜」くらいしか思わないので。星野さんはめちゃくちゃ真面目な方なのかもしれないですね。「逃げ恥」で星野さんが演じてる平匡さんみたいに。

最後に

他にも俳優仲間の話や幼少期の
ようこちゃんとの思い出などのほのぼのとした話が多いです。でも正直もっと普通の人かと思っていたら、意外とぶっ飛んでいてびっくりしました。
普通っぽいのに適度に普通じゃないのが彼の魅力なんだなって思いました。このエッセイを読んで星野源がますます魅力的に感じたので他の作品も読んでみようと思います。

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さらに詳しい書評は下の記事をどうぞ
【書評】星野源さんのエッセイ「そして生活はつづく」を読んで感銘を受けた3つのこと - 単調な毎日に刺激を

星野源のエッセイ

年末年始に「働く男」も読みました。近々書評記事をアップしますので、お楽しみに。

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