雨のパレードは、ボーカル・福永浩平、ギター・山崎康介、ベース・是永亮祐、ドラム・大澤実音穂の4人組ロックバンド。
2013年結成、2016年3月にメジャーデビュー果たしました。
彼らの特徴は何と言ってもそのクリエイティブネス(創造性)。
自らを「創造集団」と名乗り、演奏を担当するメンバー以外にペインター、ジュエリー作家、コスチュームデザイナーといった音楽以外のクリエイターもメンバーに擁しています。
今回はそんなクリエイティブ系ロックバンド、雨のパレードのおすすめ曲をご紹介します。
1. new place
1曲目にご紹介するのは「new place」。
2015年7月1日にリリースされたミニアルバム「new place」の表題曲で、メジャーデューアルバム「New generation 」にも収録されている1曲です。
魅力なんといってもこの歌詞と音。
上質なイヤフォンで聴いたら最高ですよ。
そしてもう一つ。
PVもすばらしいんです。
このPVを観れば雨パレが「創造集団」と言われる所以がわかります。
2. bam
こちらもミニアルバム「new place」からの一曲。
シングルカットされてないし、
PVもないですが、
知る人ぞ知る隠れ名曲です。
「bam」の一番の魅力は、
「偉そうな言葉並べ 僕になにか言ってるけれど どうせあなたの中身は空洞なんでしょ?」
という力強い歌詞のサビ。
落ち込んでいるときに聞くと、励まされます。
曲の最後に盛り上がりを持っていく上手さは
サカナクションに似てますね。
3. ペトリコール
2014年にリリースされたミニアルバム「sense」から。
「new place」とは違い、スローテンポで落ちついた曲です。
そしてPVもめちゃくちゃ芸術的。
ちなみに、タイトルの「ペトリコール」は雨が降った時に地面から上がってくる匂いのことを指す言葉らしいです。
この曲は、大手旅行会社H.I.S.の台湾のCMソングとしても使用されています。
このCMは観たことある方も多いのでは?
4. 揺らぎ巡る君の中のそれ
続いてもミニアルバム「sense」からの一曲。
「ペトリコール」と比べてアップテンポな曲調。
ブリッジの「揺らぎ巡る君の中のそれ」という部分が
一度聞くと頭から離れません。
5. Tokyo
最後はこれ。
2016年にリリースされ、メジャーデビューアルバム「New generation」にも収録されています。
タイトル通り、ボーカルの福永浩平さんが「東京」について歌った曲。
インタビューでその歌詞にこめた想いを語っているので、少しだけご紹介します。
ーー福永くんの出身は鹿児島ですよね? 「Tokyo」の歌詞には、東京に対する福永くんのどんな目線が反映されているのでしょうか?
福永:僕の中でのいろんなアーティストが歌ってる「東京」の印象は、「冷たい街」とか、そういう感じなんですけど、
でも、僕は上京してからそう感じたことがないんですよ。
好きなものに溢れてるし、出会いだっていっぱいある。
だから逆に、居心地がよすぎるんですよね。
歌詞で〈引き寄せた東京 夢を捨てたって 生きてけるように出来た街だ〉って歌ってますけど、田舎よりも適当に生きていけるというか、中途半端に「夢を叶えた風」な人たちが多いんじゃないかって。
ーーなるほど。そんなどこかモヤモヤした気分を抱えた人たちに対して、〈調子はどう?〉と呼びかけていると。
福永:これは僕ら自身に向けても言ってて、
〈I seem to be crazy〉
って答えてるんですけど、自分らも擦り切れてる今日に慣れてしまっているところがあるんで、
僕らも含めたみんなに〈調子はどう?〉って言ってます。
引用元:雨のパレード・福永浩平、バンドシーン刷新への所信表明「僕らが思いっ切りパンチを入れないと」|Real Sound|リアルサウンド
これがまさにこの曲の魅力。
普通、歌に出てくる「東京」というと
「冷たい街」とか「モノトーン」
といった表現がされますよね。
でもこの雨のパレードの「Tokyo」は
むしろ居心地の良さを歌っているという新鮮さ。
大都会の暖かい(生ぬるい)部分に注目して
その中でもがいている人々の葛藤を歌っている。
そういう新しさを感じさせてくれる一曲です。
最後に
メジャーデビュー後、アニメ「ほのぼのログ」に楽曲提供したり、アパレルブランド・GAPの音楽プロジェクト「1969 RECORDS」に参加したりと大活躍中!2016年7月20日にはメジャー1stシングル「You」をリリースしました。
そして、2017年3月8日には2ndアルバム「Change your pops」も発売されました。
これからもその活躍から目が離せません!
2ndアルバム「Change your pops」はこちら
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